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無茶子の自作ノベルゲームに関する情報ブログです。

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HTS攻略(各エンディングまでのルート)

ぼちぼち、プレイ数の方が安定して来たので攻略情報を今更アップします。

先述の通り、エンディングは3つあるわけですが、
そこに至るまでの道のりを解説したいと思います。
というか、「攻略情報」のカテゴリを作ったものの、
これくらいしか書くことないので。

激ネタバレなのでつづきからどうぞ!
(仕組み的な話は飛ばして、本当に簡潔に攻略だけ知りたい方は、
 つづき展開後ちょっとスクロールして
 「●つまりどういうことなの」の項をご参照ください)
●前提として
さて、エンディングは
「ハッピーエンド」「バッドエンド」「トゥルーエンド」
の三つなのですが、それぞれの位置づけとしては、

 「トゥルー」「バッド」「ハッピー」
←ハロウィン寄り     現実寄り→
←(−方向)       (+方向)→

こんな感じになっております。
まぜのべ内の方はもう検討がついていると思いますが、
作中の3つのキー選択肢の中で、
使用している変数は2種類(AとB)です。

分岐条件は、
A>0:ハッピー
A<0:トゥルー
B=3もしくはA=0:バッド

ちなみにどの選択肢でも動く数字は一回につき1です。

●まず変数Aについて
前提として、Aの値が大きい=現実寄り、
Aの値が小さい=ハロウィン寄りとなります。
1番目のキー選択肢を例に説明すると、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Q:(どうしよう……!)
a1:フローラについていく
a2:フローラの手を振りほどく
a3:(どうしたらいいの……!?)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
a1を選んだ場合はAの値が−1されます。
a2を選んだ場合はAの値が+1されます。
(a3を選んだ場合はAには入らず(+0)Bの値が+1されます)
これは1番目のキー選択肢についてのみの説明ですが、
のこり二つのキー選択肢も構成はほぼ同様です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハロウィン寄りの回答(Aが−1)
現実寄りの回答(Aが+1)
曖昧な回答をする(Aには何も入らず、Bが+1)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▲ただし、順番は必ずしも一緒ではありませんが。

●変数Bについて
上の項でも言及していますが、
変数Bってなんなんだ!?ということをこちらで。

変数Bは上の選択肢で言う「曖昧な回答」をすることで、
一つの選択肢につき+1されていきます。
最終的に三つの選択肢とも「曖昧な回答」をしていると、
B=3となり、このとき「バッドエンド」へ分岐します。
但し、バッドエンドへ分岐するのはこの条件だけではありません。
三つの選択肢、それぞれ全て違う主張の選択肢を選んだ場合にも
バッドエンドへ分岐します。
つまり、パラメータは「A=+1-1=0、B=1」となっている場合です。

●つまりどういうことなの
御託は良いから各エンドへの行き方教えろ!
という方のために、各エンドへの過程の一例を。
選択肢を以下のように辿って下さい。
▼「ハッピーエンド」
Q1:フローラの手を振りほどく
Q2:……私、現実に帰りたい
Q3:「あなたは、現実に帰るべきだわ」

▼「トゥルーエンド」
Q1:フローラの手を振りほどく
Q2:……私、ハロウィンが好き
Q3:「それでも、ハロウィンは正義だわ」

▼「バッドエンド」
Q1:(どうしたらいいの……!?)
Q2:……私、わからない
Q3:「……」

はい、本当にあくまで一例ですが、
こんな感じで行けます!
あと、一つ補足しておくと、
今回チャプター選択の機能をつけているのですが、
チャプター選択で、
Ep.10以降のチャプターに飛ぼうとした場合、
フローラに「お菓子好き?」と質問されます。
これも、パラメータ(変数AおよびB)に関係あるので
次の項で詳しく述べたいと思います。

チャプター選択時「甘いお菓子は好き?」
チャプター選択時のこの質問に、
「好き」と答えると値Aがマイナス、
「嫌い」と答えると値Aがプラス、
「どちらでもない」と答えると値Bがプラス
それぞれ、されます。
ただ、プラスマイナスされる変数はこの場合は、
必ずしも1ではありません。
Cp.16以降のチャプターへ飛ぶ場合、全ての変数で、
値が2動きます。
これは、
そのチャプターまでで通過している
選択肢の数に応じて変えている訳です。

●最後に
エンディングについて少し語ろうというだけの蛇足。
このお話の本当の主題は、
「現実ってそんな素敵な所じゃないよね?」
です。
私自身が一番自分を投影させたのは、トルテですかね。
多少ブラウニーも入ってますが……。
ソクラテスと豚の所とか、まさにそうだと思う。
(私はリストカッターでは無いですが!)

「ハッピーエンド」については、
おそらくプレイヤーの方が一番望むであろう綺麗な終わり方、
なので(一般的な)ハッピーエンドです。
「バッドエンド」はなぜバッドかというと、
それは何も選ばないという最悪の道を通っているからです。
選ばないということ、
それを決意してそうしたのならまだマシですが、
本当に何も決められなかったなら、
それは作者の想定では最悪の目ということになります。
あくまでゲームの中で、ですが。
そして「トゥルーエンド」。
これは私自身が行き着く、私の想定するハッピーエンドです。
現実になんか戻らなくても良い。
もういっそ、こんな世界あったら戻ってきたく無い。
何もかも理想的――まさに理想郷。
そこを出て、わざわざ現実を選ぶのは愚の骨頂だ。
……とまあ、こんな感じですね。
フローラも言ってますが、
彼女たちがハロウィンを壊そうとするのはエゴであって、
正義ではないんです。
そもそも、一般論的な正義など存在し無いのだからあたりまえですが。

こんな閉塞した世界の中で、
それでも生きることを押し付けられた私たちは、
きっともう「逃げちゃっても良い」んだと思います。
だけど、実際には死ぬことくらいしかその逃げ道が無い。
そんな中で、「ハロウィン」という逃げ道が提示されたら、
私は多分、帰ってこないかなぁ……と思います。

なんだか暗い締めになってしまいましたが、
ここまで読んで下さってありがとうございました。
色々言いましたが、
純粋に作品として、なんとなーく楽しんで頂ければというのが、
私の本音でございます(^▽^)
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